石像の人物は?
(フォークリフトの後)
あなたは石像を見て
「この石像って、確か…………
!…………!!……さっ…佐々成増(さっさ なります)だったよね」
と声に出した。
そして同時に、この石像の人物についての情報を、思い浮かべていく。
…では、この
佐々成増とは、誰なのか?
それは日本の戦国時代に活躍した佐々成政(さっさ なりまさ)という人物の影武者(代理人)を務めた人物が
この石像の人物こと佐々成増である。
最近ドラマ化された「影武者・佐々成増」という映像作品では、この佐々成増は「頭が良く、火縄銃の扱いが上手で、仲間と民衆を人一倍大事にした」という人物で描かれていた。
そんな佐々成増の趣味は、火縄銃で狩猟をすることだった。
百発百中の射撃技術を持ち、様々な獲物を捕ってきて、佐々成政や仲間たちや民衆に美味しいジビエ料理として振る舞い、周囲を笑顔にすることから「蒼天の成増」という異名(ニックネーム)で呼ばれる人物。
…これらの情報は、あなたが昔に見ていたテレビ番組の受け売りと、たった今スマホを使い調べた情報である。
石像の人物に関して情報を集めた後で、あなたは、改めて火縄銃の置いてある場所に目を向ける。
すると火縄銃の側には、ピンク色をして発光をする立て札が有り
その立て札には・・・
「テレビ番組の
『影武者・佐々成増』は面白かったね!
…実は、その番組内で使用されていた火縄銃が、この立て札の隣にあるんだよ。
どう、興味あるでしょ?」
という内容の文章があり、あなたは当時この番組を見ていたファンとして、この火縄銃を手に取りたい衝動に駆られてしまった。