マッスル・フラワー
(佐々成松の後・あなた一人だけの場合)
このキャラクターの特徴を一言で言うならば「運送業者」である。
見つけてヨーもんがアニメ化された際、劇中でマッスル・フラワーは、自慢の怪力を活かして、どんな重いものでも運んでいた。
…例えば、世界最強の戦車だったり、湖の水を全部なんてのもあった、
そうそう……今ブレイク中の芸能人をモデルにした身長197センチメートルの
石像
なんてのも有ったことを、あなたは思い出す。
ただし全てアニメの内容ですが。
…そんなマッスル・フラワーのアニメを思い出した途端、あなたは
「そういえば、佐々成松(さっさ なりまつ)という戦国武将も、自慢の怪力を生かして戦っていたな。
たしか・・・そうそう思い出したよ!
昔のテレビ番組『影武者・佐々成増』の作中、佐々成増(さっさ なります)という戦国武将に迫る騎馬隊に対して佐々成松は
近くにあった
石像
を持ち上げて、騎馬隊めがけて投げつけた。
成人男性と同じ大きさの石像が猛スピードで飛んできたので、追ってきた騎馬隊は、ビビって逃げ出した。
あのシーン…すごかったよな〜。」
と声に出しながら、昔に見たテレビ番組の内容を思い起こす。
この場とは関係のない昔のテレビ番組のことを思い出せた要因は、マッスル・フラワーについて調べたことに加え、佐々成松についても調べたからである。
それに佐々成松もマッスル・フラワーも怪力の持ち主で、どちらも石像を運搬したことがあるので、両者を調べることで共通点に気づき、そのことによって、あなたは
どっちも似た者同士、どちらも目の前にある石像なんて軽々と運べそうだな
という想像を、してしまう。
その瞬間
……!
…………んンンンンンンンンん!!!
…………………………そうか!そうだったのか!!
…これが……さっきの合掌造りの建物の中で見たメッセージが示す、答えかもしれない!!!
あなたは佐々成松を調べた際に得た『違和感の正体』だけでなく、
合掌造りの建物の前にあった佐々成増を、見た際にも感じた違和感の正体が何だったのかも、
分かったのだ。
だからこそ、あなたは突然、スマホの電話通信機能を使い始める。
スマホの画面を見ると、あなたが今
連絡を取りたい相手の画像と電話番号が表示されていた。
だが…
あなたが連絡を取りたい相手は、まだ電話に出てくれない。
「プルルルルル…」
風と木々の音しかしない現在地にという周囲とは明らかに違和感のある音が、
あなたのスマホから流れていた。
そして…そんなスマホを、あなたは
「何かに気づいた」
ような、嬉しそうで、期待に満ちたような表情を浮かべながら、見つめています。