フォークリフトと一緒に
(クイズ上級者の後)

風と木々の音を押しつぶして


「ごぉおおおおおおおおおおおおおおお」
という大きな音が、あなたの周囲に響き渡る。


この音に、小さな鳥や動物が驚き逃げ出していた。


一方、あなたは「待ってました!」と嬉しそうな表情を浮かべながら、音がする方向に向かって、大きく手を振って合図を送る。


すると音の発信源となるものが、あなたに近づいてきた。
よく見ると、それはサンタクロースの格好をした不審者を初めて見た場所に置かれていた

「フォークリフト」


という、物体を運搬するときに使用する重機械だ。


そんなフォークリフトの運転席から、
この重機械には不似合いな女の子が、顔を出す。

女の子はワザワザ「フォークリフト操縦許可証」という免許証を、
あなたに見せつけてアピールをしている。


…重機械を運転する女の子とは、あなたの知り合いの
「佐々マナビ」で、彼女は先程あなたと話した際に、頼まれたものを持って約束通りに、この場に来てくれた。

ちなみに、

あなたが佐々マナビとの間に交わした約束は、以下の通りである。

1・合掌造りの一つにあった「佐々成増の石像」

2・その石像を運搬するための「フォークリフト」

3・重機械であるフォークリフトを操縦可能な「佐々マナビ」

4・上記の1〜3の全てを揃え、戦国ケンタを手に入れた場所に来たのちに、
佐々成松の石像の横に「佐々成増の石像を設置する」こと

…こうして佐々マナビは、
あなたとの約束通りにフォークリフトを使い、
この場所まで佐々成増の石像を運搬してから、
佐々成松の石像の横に、佐々成増の石像を設置するため、

あなたに挨拶をしたのち、
佐々成松の石像の隣へとフォークリフトを動かしていく。


その様子を、あなたは見守っていた。