地下室に降り立つ
眩しい扉ではなく、階段を降りることを選んでから数分後…
あなたは、広い空間
に降り立つ。
この空間…サッカーの公式戦が出来そうなくらい広く、天上には照明設備、壁には万が一の場合に備え消火設備、そして「真っ赤で目立つ扉」が一つ、その扉の横には「巨大なモニター」が設置されている以外は、何もない場所である。
そして…この場所には、
あなた以外は誰もいない。
そんな・・・この場所を、あなたは注意深く見渡し、他に何かないのか確認していた。
すると、その直後
巨大なモニターが光を放ち、しばらくしてから映像が映った。
……ここに来るまでの間にYouTubeで見た
佐々成政の埋蔵金をイメージした映像である。
そんな映像が現れた瞬間、巨大なモニターから
「階段を降りているときに急に声をかけて悪かった。
驚かせてすまぬな。許してくれよ。
私は「戦国武将・佐々成政」の様々なデータを基にして作られた「AI(人工知能)」だ。
あなたが巨大なモニターの隣にある
「赤い扉を開けて、扉の先に進む」ための手助けをすることが
私の役目なので、どんどん質問して欲しい。
…と言っても聞きたいことが、たくさんあると思うから
あなたの役に立ちそうな項目をピックアップして
この画面に表示した。」
という男性の声が、あなたに語りかけてきた。
……この佐々成政のAIの声を聞いて、先ほどの声が幽霊などの心霊現象でないことを知り、あなたは安心する。